「プロフィールにブログや通販サイトのURLを貼りたいのに、設定場所がない…」
「URLを貼ったはずなのに、青いリンクにならずクリックできない!」
TikTokから外部サイトへ誘導したいのに、設定がうまくいかず困っていませんか。実は、TikTokでクリック可能なURL(リンク)を設置するには、明確な条件とルールが存在します。
これを知らずに「自己紹介文」にURLを貼り付けても、ただの黒い文字列にしかならず、集客効果はゼロに等しいです。
この記事では、TikTokでURLを貼るための条件(1,000人の壁)と、正しい設置手順、そして条件を満たしていない場合の「抜け道」について、Webマーケターの視点で解説します。
TikTokでURLを貼るには「2つの条件」がある
まず、あなたが貼りたいURLの種類によって、難易度が大きく異なります。以下の表で現状を確認しましょう。
| 貼りたいリンク | 条件 | 難易度 |
|---|---|---|
| Instagram YouTube |
なし(誰でも即可能) | ★☆☆☆☆ |
| ウェブサイト (ブログ・Twitterなど) |
フォロワー1,000人以上 または ビジネス登記 |
★★★★☆ |
1. インスタとYouTubeは誰でも貼れる
SNSへのリンクは、フォロワー数に関係なく、アカウントを作った初日から設置可能です。専用のアイコンが表示され、スムーズに誘導できます。
2. ウェブサイトURLには「1,000人の壁」がある
ここが最大の落とし穴です。ブログ、公式HP、Twitter(X)、商品ページなどのURLを「クリック可能な状態」で貼るための「ウェブサイト」欄は、基本的にフォロワーが1,000人を超えないと出現しません。
【手順】クリック可能なURL(リンク)の貼り方
条件をクリアしている場合の設定手順を解説します。
ウェブサイトのURLを貼る手順(フォロワー1,000人〜)
- プロフィール画面の「プロフィールを編集」をタップ。
- 項目の真ん中あたりに「ウェブサイト」という欄があるか確認する。
- そこにURL(https://〜)を入力し、右上の「保存」をタップ。
これで、プロフィールの自己紹介文の下に、ピンク色の文字でリンクが表示されます。
Instagram・YouTubeを貼る手順(全員OK)
- プロフィール画面の「プロフィールを編集」をタップ。
- 一番下にある「SNS」という項目から「Instagram」または「YouTube」を選ぶ。
- ログイン画面が表示されるので、連携したいアカウントでログインし「許可」する。
これで、プロフィールの「プロフィールを編集」ボタンの横に、インスタやYouTubeのアイコンが出現します。
フォロワー1,000人未満でもURLを貼る方法(裏ワザ)
「まだ1,000人もいないけど、どうしてもURLを貼りたい!」という場合、以下の2つの方法があります。
方法1:ビジネスアカウントに切り替えて「登記」する
以前は「ビジネスアカウント」に切り替えるだけでURL欄が出現しましたが、現在は規制が強化され、「事業登録証(登記簿など)」の提出を求められるケースがほとんどです。
もしあなたが法人や個人事業主で、書類を提出できるのであれば、フォロワー0人でもリンクを設置できる可能性があります。
【切り替え手順】
「設定とプライバシー」>「アカウント」>「ビジネスアカウントに切り替える」
方法2:自己紹介文にURLを「テキスト」として貼る
クリックはできませんが、見せることは可能です。
- 「プロフィールを編集」>「自己紹介」をタップ。
- 文章の中にURLを貼り付ける(例:リンクはこちら→ https://…)。
- 「長押ししてコピーして検索してね」と一言添える。
ユーザーの手間は増えますが、何もしないよりはアクセスに繋がる可能性があります。
URLが「リンクにならない(黒文字のまま)」原因
「URLを貼ったのに青やピンクの文字にならず、タップしても反応しない」
このトラブルの原因は、貼る場所を間違えているからです。
- 間違い:「自己紹介」の欄に貼っている。
- 正解:「ウェブサイト」の欄に貼る必要がある。
もし「プロフィールを編集」の画面に「ウェブサイト」という項目自体がない場合は、残念ながらあなたのアカウントはまだURLを貼る権限(フォロワー1,000人など)を持っていません。
マーケター推奨!リンク誘導のポイント
最後に、せっかく貼ったURLを最大限活用するためのコツを紹介します。
「Linktree(リンクツリー)」でまとめる
TikTokに貼れるウェブサイトURLは1つだけです。
Twitterもブログも公式LINEも見せたい場合は、「Linktree」や「lit.link(リットリンク)」などのまとめページを作成し、そのURLをTikTokに貼りましょう。これで機会損失を防げます。
動画内で「リンクはプロフから」と誘導する
ただ貼っておくだけでは誰もクリックしません。
動画の最後に「詳細はプロフのリンクをタップ!」「インスタで限定公開中」といったテロップやナレーションを入れ、視聴者をプロフィール画面へ誘導する導線を作りましょう。
まとめ:まずはフォロワー1,000人を目指そう
TikTokのURL貼り方についてまとめます。
- インスタとYouTubeボタンは誰でも設置可能。
- ブログ等のURLを貼る「ウェブサイト欄」はフォロワー1,000人が必要。
- ビジネスアカウントでも、現在は書類提出が必要な場合が多い。
- 「自己紹介欄」に貼ってもクリックできない(ただの文字列になる)。
「URLが貼れない」と悩む時間はもったいないです。まずは誰でもできるInstagram連携を済ませ、質の高い動画を投稿してフォロワー1,000人の壁を突破することこそが、集客への最短ルートです。
