「TikTokのシェアボタンを押したら『リミックス』という項目が出てきたけど、これは何?」
「デュエットやコラボとは何が違うの?勝手に使って相手にバレない?」
Instagramのリールでは「リミックス」という言葉が一般的ですが、TikTokにおけるリミックスは、少し特殊な役割を持っています。特に最近増えている「画像投稿(フォトモード)」におけるリミックス機能は、バズるための新しい手段として注目されています。
この記事では、TikTokの「リミックス」機能の正体と、デュエットとの決定的な違い、そして実際にリミックスを使って再生数を伸ばす方法を初心者向けに分かりやすく解説します。
TikTokの「リミックス」とは?機能の正体
TikTokにおける「リミックス」とは、主に「他のユーザーが投稿した写真(フォトモード)を使用して、自分の動画を作成できる機能」のことです。
従来、他人の動画を引用する機能といえば「デュエット」や「コラボ(旧:Stitch)」でしたが、これらはあくまで「動画」に対する機能でした。
対して「リミックス」は、画像投稿(スライドショーなど)に対して使える機能として実装されています。相手の画像を背景にしたり、素材として使ったりして、新しいコンテンツを生み出すことができます。
「リミックス」「デュエット」「コラボ」の違い
TikTokには他人と交流する機能が3つあり、非常に紛らわしいです。以下の表で違いを整理しましょう。
| 機能名 | 対象 | 画面の見た目 |
|---|---|---|
| リミックス | 他人の 「画像」 |
相手の画像を全画面や背景に使用し、自由に編集可能。 |
| デュエット | 他人の 「動画」 |
画面を「左右」や「上下」に分割し、同時に再生される。 |
| コラボ (Stitch) |
他人の 「動画」 |
相手の動画を数秒流した後に、自分の動画を繋げる(引用)。 |
つまり、「相手が写真を投稿していて、それをネタに動画を作りたい」という時に使うボタンが「リミックス」です。
※Instagramのリール機能における「リミックス」は、TikTokでいう「デュエット」のことを指します。用語が異なるため注意してください。
TikTokリミックスのやり方・手順
実際にリミックス機能を使って投稿する手順を解説します。とても簡単です。
手順1:リミックスしたい投稿を見つける
まず、リミックス可能な「画像投稿(フォトモード)」を探します。
※動画投稿に対してはリミックスボタンは表示されません(代わりにデュエットが表示されます)。
手順2:シェアボタンから「リミックス」を選択
- 画面右下の「矢印マーク(シェア)」をタップします。
- 下段のメニューアイコンの中から「リミックス」を選びます。
※相手がリミックスを許可していない場合、ボタンは表示されません。
手順3:撮影・編集して投稿する
編集画面に切り替わります。相手の画像が背景や素材として表示されるので、そこに自分の顔を合成したり、テキストを追加したりして撮影します。
- コメントを付け加える
- リアクション動画を撮る
- 大喜利の回答をする
編集が終わったら、通常通りハッシュタグなどをつけて投稿します。
リミックスすると相手に通知はいき、バレる?
気になるのが「相手への通知」ですが、結論から言うとバレます(通知がいきます)。
相手には「メンション」として通知される
リミックスして投稿すると、元画像の投稿者の「アクティビティ(通知欄)」に、「○○さんがあなたの投稿をリミックスしました」といった通知が届きます。
また、投稿された動画のキャプション(説明文)には、自動的に相手へのメンション(@ユーザー名)が入ります。
嫌なら拒否設定も可能
もし、自分の画像が勝手にリミックスされるのが嫌な場合は、設定でオフにできます。
- 全体設定:「設定とプライバシー」>「プライバシー」>「リミックス」で「誰でも」をオフにする。
- 個別設定:投稿時の「その他のオプション」で「リミックスを許可」をオフにする。
リミックスを使う2つの大きなメリット
なぜ多くのクリエイターがリミックス機能を使うのでしょうか。Webマーケティングの視点からメリットを解説します。
1. 簡単に「バズる素材」を使える
0から面白い動画を作るのは大変ですが、リミックスなら「すでにバズっている画像」に乗っかることができます。
例えば、面白いハプニング写真や、議論を呼ぶ画像に対してコメントするだけで、元の投稿の勢いを借りて再生数を稼ぐことが可能です。
2. 投稿者との交流・認知拡大
リミックスは相手に通知がいくため、憧れのインフルエンサーや推しに自分の存在を気づいてもらうきっかけになります。
相手があなたのリミックス動画を見て「いいね」や「再投稿」をしてくれれば、相手のフォロワーがあなたのアカウントに流入してくるチャンスも生まれます。
リミックスができない・ボタンがない時の原因
「リミックスしたいのにボタンが見当たらない」という場合は、以下の原因が考えられます。
1. 相手が「動画」を投稿している
前述の通り、リミックスは基本的に「画像投稿」に対する機能です。動画の場合は「デュエット」を使ってください。
2. 相手がリミックスを「許可していない」
投稿者がプライバシー設定でリミックスをオフにしている場合、ボタンはグレーアウトするか、表示されません。これは諦めるしかありません。
3. 楽曲の著作権制限
元の投稿で使用されている楽曲が、著作権の関係でリミックス(二次利用)を許可していない場合、機能が制限されることがあります。
まとめ:リミックスは「画像」を使った新しい交流機能
TikTokのリミックス機能についてまとめます。
- 「リミックス」は、他人の「画像」を使って投稿する機能。
- 動画に対して使う「デュエット」とは別物。
- 使用すると相手に通知がいき、メンションされる。
- バズっている画像に乗っかることで、再生数を伸ばしやすい。
リミックスは、顔出しなしでも「テキストでのツッコミ」や「音声解説」だけでコンテンツを作れる便利な機能です。面白い画像投稿が流れてきたら、ぜひ「リミックス」ボタンを押して、あなたなりのアレンジを加えてみてください。
